【ラノベレビュー】明けの空のカフカ【水品知弦】 - ラノベ道！～雑食ラノベ読みの徹底レビューサイト~

『明けの空のカフカ』感想レビュー：これはマジでエモい！空の冒険譚にオッサンも涙腺崩壊！

電撃の新文芸賞受賞作『明けの空のカフカ』読了！　いやー、これはアカン。マジで心が洗われたわ……。最近、現実のゴタゴタで心が荒んでたんだけど、カフカの冒険譚に触れて、少年のような気持ちを思い出しました( ；∀；)

カフカの冒険にドハマり！あらすじ紹介

物語の舞台は、浮遊洞窟内にある老人ばかりの村。そこで暮らす少女カフカは、外の世界への憧れを募らせています。そんな彼女の前に現れたのは、犬の特徴を持つ獣人・ハヤテ。彼の語る地上の話に触発されたカフカは、亡き祖父の遺した飛行機〈コチ三〇六〉で、ついに空へと飛び立つことを決意するのです！

村を出てからのカフカは、様々な出会いを通して成長していきます。温かく見守ってくれる大人たち、同世代の友達……。そして、世界の悲しい過去を知ることになるのですが、それでもカフカは飛ぶことを、知ることを諦めない！　この前向きな姿勢が、読んでいるこっちまで勇気づけられるんですよね。

ストーリーの魅力：ドキドキとワクワクが止まらない！

この作品の魅力は、なんと言ってもカフカの冒険です！　見たことのない景色、個性的な人々との出会い……。まるで自分が一緒に旅をしているような、そんな感覚を味わえます。飛行機〈コチ三〇六〉の描写も細かくて、メカ好きの心をくすぐるんですよね！　空を駆けるシーンは、想像力を掻き立てられ、まるでジブリ作品を見ているかのような感動があります。

キャラクターの魅力：個性豊かな登場人物たち！

カフカはもちろん、他のキャラクターたちも魅力的です。獣人のハヤテは、クールだけど優しいお兄さんって感じで、マジで推せる！　他にも、カフカを支える大人たち、一緒に冒険する友達……。みんな個性的で、それぞれの背景や想いが丁寧に描かれているから、感情移入しまくりでした。特に、カフカと友達との友情は、読んでいて心が温まりますね。青春って、マジ最高！

世界観の魅力：緻密に練り込まれた設定！

物語の舞台となる世界観も、非常に魅力的です。浮遊洞窟、獣人、飛行機……。ファンタジー要素とスチームパンク要素が絶妙に組み合わさっていて、独自の世界観を作り上げています。過去の悲しい出来事など、世界設定も丁寧に描写されているので、読み進めるほどに物語に引き込まれていきます。作者さんのこだわりが、ひしひしと伝わってくるんですよね。

オッサンだからこそ響くメッセージ！

この作品は、単なる冒険譚ではありません。カフカの成長を通して、生きる意味や希望、そして未来への可能性を教えてくれる、そんな作品だと感じました。

特に、30歳を超えて、色々なことを諦めかけていた自分には、カフカのひたむきさが、心の奥底に突き刺さりました。「私たちの人生の全てが冒険なのだから！」というメッセージは、まさにその通り！　年齢なんて関係ない、いつでも新しいことに挑戦できるんだって、カフカが教えてくれた気がします。

読めば人生変わるかも！？

『明けの空のカフカ』は、ジュブナイルアドベンチャーでありながら、大人の心にも響く、そんな作品です。最近、心が疲れている人、何か新しいことに挑戦したい人、そして、ライトノベルが大好きなオタクの皆さん！　ぜひ読んでみてください！　カフカの冒険が、あなたの心をきっと熱くしてくれるはずです！マジおすすめ！(≧∇≦)/

これは買い！　絶対に損はさせません！