たぶん悪役貴族の俺が、天寿をまっとうするためにできること 1 感想レビュー!
皆さん、こんにちは!30歳独身、趣味はライトノベル鑑賞の…(以下略)。今回は、第9回カクヨムWeb小説コンテスト異世界ファンタジー部門特別賞受賞作品『たぶん悪役貴族の俺が、天寿をまっとうするためにできること 1』のレビューを書いていきたいと思います!もうね、タイトルからして最高じゃないですか?(☆∀☆) 「たぶん」ってところが絶妙にいい加減で、それでいて気になる!まさに俺得展開確定ですわ!
転生先は悪役貴族!?でも大丈夫!俺が幸せになる方法を教えるぜ!
主人公のルーサーは、不幸な事故で命を落とした後、見知らぬ世界に転生。なんと、破滅エンド確定の悪役貴族の息子として生まれ変わっていたんです!Σ(゜Д゜) 前世の知識が仇となり、自らを悪役貴族だと勘違いしたルーサーは、天寿を全うするために奮闘します。もうね、この設定が最高に面白い!「悪役貴族」ってだけで、ワクワクが止まりませんよね?(`・ω・´) 普通なら絶望するところですが、ルーサーは前向き!むしろ、その運命をひっくり返してやるぜ!って勢いが素晴らしい!
妄想と現実の狭間で奮闘!でもそれがまた面白い!
ルーサーの行動原理は、ずばり「天寿をまっとうすること」。そのためには、まず人間関係を良好に保ち、敵を作らないように努力します。 でも、彼の判断は前世の知識に歪められた「妄想」に左右されることも多くて…(笑)。 「これはきっと、悪役令嬢が仕掛けてきた罠だ!」とか、「この笑顔の裏には、何らかの陰謀が潜んでいるに違いない!」とか、彼の妄想は凄まじく、読んでるこっちも面白くて笑いが止まりませんwww でも、その妄想が、彼の行動を面白く、そして人間味あふれるものにしていて、それがこの作品の大きな魅力だと感じました。
人間関係も良好!絆が深まる展開に胸アツ!
最初は皆に警戒されていたルーサーですが、彼の誠実な努力と、ちょっと天然なところ、そして意外な優しさによって、周りの人々と徐々に良好な関係を築いていきます。 特に、彼の弟との関係の変化は感動的でしたね!(ノД`)・゜・。 最初は反発し合っていた兄弟が、徐々に理解し合い、絆を深めていく姿は、読んでいて本当に温かい気持ちになりました。 ライトノベルでよくある「仲間との絆」の描写ですが、この作品では自然で、無理がないんですよね。それが凄く良い!
魔法の勉強も頑張る!成長物語も楽しめる!
悪役貴族の称号を回避するため、ルーサーは魔法の勉強にも励みます。 魔法の才能に恵まれた彼ですが、勉強は決して順風満帆ではありません。 試行錯誤しながらも、着実に成長していくルーサーの姿は、読者に勇気を与えてくれます。 成長物語としても楽しめるのが、この作品の大きなポイントだと思います。 魔法の描写も丁寧で、専門用語が飛び交う感じも、オタク心をくすぐられますね( *´艸`)
予想外の展開も!最後まで目が離せない!
正直、最初のうちは「悪役貴族」という設定と、ルーサーの妄想に焦点が当たっている印象でしたが、物語が進むにつれて、世界観や陰謀、そしてルーサーの過去といった、より深い部分に話が及んでいきます。 これは想定外でしたね! まさに伏線回収! 予想外の展開が連続し、最後まで目が離せない展開になっています。 「まさか、こんな展開が待っているとは…」と、何度も驚かされました!
まとめ:読んで損なし!間違いなくオススメの一冊!
『たぶん悪役貴族の俺が、天寿をまっとうするためにできること 1』は、笑える部分と感動する部分のバランスが素晴らしく、最後まで飽きさせない、最高のライトノベルです。 主人公ルーサーの頑張り、そして彼を取り巻く人々との温かい交流に、何度も心が温まりました。 転生もの、異世界ファンタジーが好きな方、そしてちょっとクスッと笑える作品を探している方、ぜひ読んでみてください! 間違いなく、買って損はない一冊ですよ!ヽ(・∀・)ノ 早く次の巻が読みたい!と、強く思わせてくれる作品でした! ★★★★★ 文句なしの星5つです!
タイトル | たぶん悪役貴族の俺が、天寿をまっとうするためにできること 1 |
著者 | 嶋野夕陽 |
出版社 | KADOKAWA |
発売日 | 2024年12月 |